![ミス・ウォンテッド 美しき女怪盗の罠 FBXC-007 [DVD] - ジーナ・ガーション, ジョナサン・ワットン, ジョン・ロビンソン, ザカリー・ベネット, ジョナサン・デュエック](https://m.media-amazon.com/images/I/51g0gQiMRDL._SL160_.jpg)
ミス・ウォンテッド 美しき女怪盗の罠 FBXC-007 [DVD] - ジーナ・ガーション, ジョナサン・ワットン, ジョン・ロビンソン, ザカリー・ベネット, ジョナサン・デュエック
ミス・ウォンテッド 美しき女怪盗の罠
制作年 2008年
監督 ジョナサン・デュエック
出演 ジーナ・ガーション、ジョナサン・ワットン、
ジョン・ロビンソン、ザカリー・ベネット、
アール・パストコーほか
劇場公開 劇場未公開
録画日 DVD形式 2023年2月10日
鑑賞年月 DVD鑑賞 2023年2月
ジーナ・ガーション狙いの録画・鑑賞。
そうそう、これだよ、この悪女だよ、ジーナ・ガーション。
エロティックなシーンは無いけれどエロイな。
このアヒル顔のようなキツネ顔のような感じが堪らない。
もう少しブレイクしてくれてもいいのに…
ジーナ・ガーションは大泥棒の娘で弁護士。
大富豪デイビッド・グレイの屋敷から数々の品が盗まれる事件が発生。
彼女の父親イーライは容疑者となる。
イーライとは腐れ縁の刑事トムと新米警官デイビットが事件を担当。
事情聴取に向かったところイーライは知らぬ存ぜぬの一点張り。
どうしてもというなら「弁護士の娘を通せ」と。
ここまでの流れでは、彼女は悪女ではなさそう。
さて被害に遭ったグレイ。
なんだか怪しい奴だ。
ちょっと妙なのは、大富豪のわりには若い。
別に親から遺産を相続したわけではなさそう。
彼自身が事業を発展させて富豪になったようだ。
新米刑事が違和感を感じたらしく、被害調査の面談の後に「とても同い年には思えない」と呟くのだが、ある意味ではこれが伏線なのかな?
ちょっと弱いけれど…
調査を進めるとグレイの盗品で保険の掛けられていない絵画が一点あった。
なにか怪しい臭いを嗅ぎつけたデイビット、独自調査を進めて行くと…
この新米警官とトムのやり取り、面白いんだけれど脚本なのか演出なのか、バディ感が少し足りないのが残念。
しかも、真実に近づいたデイビットは、あっさり殺されちゃう。
うーん、これは失敗じゃないかなぁ。
どうやらグレイも、その保険をかけていない絵画に固執している様子。
彼も独自の調査を進めている。
裏社会と繋がっているのか、調査は荒々しい。
イーライの仲間が次々に消されてゆく。
そしてイーライも拉致されてしまう。
なかなか自白しないイーライに業を煮やしたグレイは、遂に娘を拉致しようとする。
だが一回目は偶然(でもないか)近くにいたデイビットの助けで難を逃れる。
まだ悪女じゃない。
グレイは書斎や移動の車中から指示を出すのだが、コンパクトなのか、盛んに顔を確認するようになってくる。
これも弱々しいけれど伏線だろうな。
そして記憶がフラッシュバック!
第二次世界大戦中の出来事。
何やらメモを瀕死の兵士から受け取る。
前後、底へ向かうグレイ。
えっ?第二次世界大戦?
グレイって、そんな年なの?
メモに書いてあったのは中国のどこか)あるいはチャイナタウン?)。
そこで彼は中国人と密約を交わす。
エィーッ!オカルトなの?
魔術で若さ(永遠の命、不老不死)を保っているのか?
グレイに誘拐された父を救うため、ジーナ・ガーションは絵画をグレイ渡すことに。
そう、後半も後半で、やっとサブタイトルの「女怪盗」の顔を露にするジーナ。
イーライが電話で隠し場所を白状した際、グレイに先回りして絵画だけ盗み返しだ。
イーライの解放を条件に絵画を渡すジーナ。
「女怪盗」と言っても父親思いの、いい娘じゃん。
なんて思った栄太ら、大どんでん返しの種明かしがラストに待っていた。
ふぅ、下手な演出だなぁ。
こういうオチなら、もう少しジーナ・ガーションを怪しくしておかないと。
これじゃ、観客は誰もびっくりしないぞ。
「えっ?何が?」って感じじゃないか。
彼女のファンなら、「そういうことだった」と、これまでの展開をもう一度振り返るかも知れないけれど(振り返りましたよ)、普通は「なんじゃ、これ」ってなりそうで残念。
振り返れば全部彼女が仕組んだこと。
若さ(不老不死)への飽くなき欲求。
おぉ、コワッ!
一般的な出来映えは中の中でしょう。
ジーナ・ガーションファンとしてはキャラクターがイケてる。
演出は魅力がイマイチ引き出されていないかなぁ。