2022年12月05日

【DVD鑑賞】ブルーム・オブ・イエスタディ

ブルーム・オブ・イエスタディ DVD - ラース・アイディンガー, クリス・クラウス, ダニー・クラウス, アネッテ・フォックス, ラース・アイディンガー, アデル・エネル, ヤン・ヨーゼフ・リーファース, ハンナー・ヘルツシュプルング
ブルーム・オブ・イエスタディ DVD - ラース・アイディンガー, クリス・クラウス, ダニー・クラウス, アネッテ・フォックス, ラース・アイディンガー, アデル・エネル, ヤン・ヨーゼフ・リーファース, ハンナー・ヘルツシュプルング

ブルーム・オブ・イエスタディ
 制作年  2016年
 監督   クリス・クラウス
 出演   ラース・アイディンガー、アデル・エネル、
      ヤン・ヨーゼフ・リーファース、ハンナー・ヘルツシュプルンク、
      ジークリット・マルクァルトほか
 劇場公開 2017年9月
 録画日  DVD形式 2019年12月25日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 本作の録画動機は「4分間のピアニスト(2006年)」と同じ監督だったから。
めったにこういうことはないけれど、それだけ「4分間のピアニスト」が面白かったということになる。
で調べたら、なんとアデル・エネルが出演している。
ということで楽しみにしながら慌てて鑑賞した。
こんなことが無ければ、まだまだ放置状態が続いただろうなぁ。
まぁ、でも本作を慌てて観たということは、他の放置作品の鑑賞が先送りになっているということでもある。
時間、もっと欲しいなぁ。

さて、面倒なラブストーリーである。
日本人には分かりにくい設定かも。
主人公の二人、ラース・アイディンガーとアデル・エネルだが、二人はホロコーストの加害者側と被害者側の孫という設定。
ラース・アイディンガーは過去にナチス(たぶんネオナチだろう)に関わっていた。
その過去は、日卓子に隠している。
もう一つはインポテンツであること。
だから養子を迎え、妻には他の男との肉体関係を許容している。
というか、むしろ推奨している。
うーん、かなりクレイジーだな、感覚的には。

一方のアデル・エネルも、相当な変わり者。
ラース・アイディンガーはホロコーストの研究所に勤務しているのだが、そこへ研修生としてやってくる。
かのじょもまたホロコーストを研究しているのだが…
ナチスが関わっていると思うと過剰に反応する。
それもかなりエキセントリックだが、的外れの思い込みだったりする。
もう一つ、被害者の孫として生きていることがトラウマなのか、性的に奔放である。
これも何かを象徴しているのだろうなぁ。
ラストは女性をパートナーに暮らしているようだし…

そんな二人が出会い、いがみ合いながら瞬間的に心を通わす物語。
残念ながら心温まる恋愛物語ではない。
異常なまでに対立しあう男女が、ウマが合うと一瞬思うのだが…
やっぱりホロコーストが二人の仲を裂く。
といって悲恋の物語ではない。
そこは不思議な感覚。
こういう恋愛、まぁ、基本は不倫なのだけれど。

あれ?不倫と言えばダブル不倫か。
ラース・アイディンガーは既婚者なのにアデル・エネルと。
そのアデル・エネルも既婚者のラース・アイディンガーと関係している。
ま、この上司の性癖も、ちょっと変わってるけれど…
変わってると言えばラース・アイディンガーの妻もヘンだよな。
いくら夫が許容してると言っても、別な男と激しく肉体関係なんて…

なんだろうなぁ、この映画。
ホロコーストがデーンと真ん中にあって、それを軸に物語が展開するのだけれど、社会派ドラマ的に進めるのなら研究所が依頼していた被害者の老女優をしっかり描くべき。
そこは、なんだか軽く端折られているような気がする。
でもホロコーストが物語に与えている影響力は大きいしなぁ…

とにかくホロコースト問題を、どういう扱いにせよ忘れずに映画化していることは、我々も見習うべき根性だな。
日本では加害者として太平洋戦争を語ることがないからなぁ。
いつも思うのだけれど、加害者としての立場を語ってこその反戦だと思うのだけれど…
負けた被害者としてだけ反戦を語るのは片手落ち(!)だし、臭いものに蓋をしているだけじゃないのかなぁ…

面白かったが、妙な映画だ。
アデル・エネル、追いかけようかな…


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2022年12月04日

【DVD鑑賞】チェルノブイリ1986

チェルノブイリ1986 [DVD] - ダニーラ・コズロフスキー, オクサナ・アキンシナ, フィリップ・アヴデエフ, ニコライ・コザック, ラフシャナ・クルコワ, ダニーラ・コズロフスキー
チェルノブイリ1986 [DVD] - ダニーラ・コズロフスキー, オクサナ・アキンシナ, フィリップ・アヴデエフ, ニコライ・コザック, ラフシャナ・クルコワ, ダニーラ・コズロフスキー

チェルノブイリ1986
 制作年  2020年
 監督   ダニーラ・コズロフスキー
 出演   ダニーラ・コズロフスキー、オクサナ・アキンシナ、
      フィリップ・アヴデーエフ、ラフシャナ・クルコヴァ、
      ニコライ・コザックほか
 劇場公開 2022年5月
 録画日  DVD形式 2022年10月7日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 もし劇場鑑賞していたら、初のオクサナ・アキンシナ主演(準主演か)の作品になったのになぁ、残念である。
一瞬の登場は「ボーン・スプレマシー(2004年)」で、ジェイソン・ボーンに殺された政治家(?)の娘役だった。
あれから16年、オクサナ・アキンシナもすっかり大人の女性になったなぁ。

チェルノブイリ原発の事故は札幌に住んでいる時に起きた。
当時、担当していた電力業界の方から「日本の原発は、核反応制御方式がソ連の方式とは違い水(重水?)を使っているので、ああいう事故は起きない」と聞いた。
また「起きてもフェイルセイフ機能があるので、核反応が暴走することはない」とも。
当時は、そんなものかと納得したが福島原発の事故を思うと、少し違うのかなと。
フェイルセイフ機能は完璧ではなかったということだし、そもそも完璧ということはあり得ないので、原発の運転には必要以上の注意を払うべきである。
ウィルスもそうだが、目に見えない放射線の扱いは面倒なものである。
原発の存在意義はそれなりにあると思っているので、関係者のたゆまぬ努力を切に希望したいとあらためて思う。

チェルノブイリ原発の事故原因は、今も究明中と聞く。
一応、運転上のミスというか認識の甘さと設計上の問題が重なったことが原因とされる。
もともと黒鉛で核反応を制御するロシア式は、高出力と低出力時に動作が不安定になるらしいのだが、その認識が運転員に招致されていなかったらしい。
また、それをカバーするためのナントカ実験の最中に起きたらしい。
対処マニュアルにも不備があったらしいが…
ウクライナが、こんな状況なので他の原発の運転状況が気になるところだ。

さて本作は、予想していた内容とは少し違った。
事故発生時の凄惨な状況を再現するものか、あるいは事故原因の究明の内容かと。
麗しのオクサナ・アキンシナが現場をバッサバサ仕切るのか、あるいは原因究明に向けてソ連政府と闘うのか、そんな期待で劇場鑑賞も考えたのだが…

事故状況が不明の中で、これ以上の暴走を食い止める関係者の苦悩を描いている。
スポットが当たるのは一人の消防士と、その元恋人(オクサナ・アキンシナ)と息子。
二人は、理由はよく分からないのだが別れた。
彼女は息子の誕生を消防士に伝えいなかったようだ。
で、危険を顧みず小蒸気爆発を防ぐためのバルブを開けに原発内部へ向かう消防士。
その動機が彼女と被爆した息子をスイスで治療させるためって。
ありゃ、なんだか感動的だけれど話がこじんまりしちゃったな。
予告編、オーバー過ぎだ。
原発事故に巻き込まれた三人の些細な愛情物語が仰々しく描かれているだけだった…

でも彼女、息子の存在を知った消防士の援助を頑なに拒否していたな。
一緒に遊園地に行ったりしたのに。
いったい何があったのだろう?
「どうして、あの時、私を置き去りにしたの?」という台詞だけでは、二人に何があったのか分からない。
本作、どちらかというと二人の関係や消防士の愛情にテーマが当たっているので、そこは明らかにしたほうが良かったんじゃないか?
危険作業のシーン、少しぐらいかっとしても問題ないと思うし。

設計ミスの台詞があった。
でも、それは建屋っぽい表現。
急いで建て過ぎたみたいな…
原発そのもの設計ミスじゃ、ロシアの威信に関わるのかな?

実態は知らないけれど、潜水服と潜水眼鏡だけで60でのお湯の中に入って作業?
かなり難しいよなぁ…
と、いくつかツッコミぐどころはあるけれど(被爆者の描写や被爆範囲とか)、久しぶりのオクサナ・アキンシナなので、まぁ、いっか。
前回観た「スプートニク(2020年)」より綺麗だったし。
あれ?制作年的には同じだなぁ。


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【DVD鑑賞】一度死んでみた

一度死んでみた - 広瀬すず, 吉沢亮, 堤真一, リリー・フランキー, 小澤征悦, 嶋田久作, 木村多江, 松田翔太, 加藤諒, でんでん, 柄本時生, 前野朋哉, 清水伸, 西野七瀬, 城田優, 原日出子, 真壁刀義, 本間朋晃, 野口聡一, 佐藤健, 池田エライザ, 志尊淳, 古田新太, 大友康平, 竹中直人, 妻夫木聡, 澤本嘉光, 浜崎慎治, 永江智大, 山邊博文, 松崎薫, 吉田繁暁
一度死んでみた - 広瀬すず, 吉沢亮, 堤真一, リリー・フランキー, 小澤征悦, 嶋田久作, 木村多江, 松田翔太, 加藤諒, でんでん, 柄本時生, 前野朋哉, 清水伸, 西野七瀬, 城田優, 原日出子, 真壁刀義, 本間朋晃, 野口聡一, 佐藤健, 池田エライザ, 志尊淳, 古田新太, 大友康平, 竹中直人, 妻夫木聡, 澤本嘉光, 浜崎慎治, 永江智大, 山邊博文, 松崎薫, 吉田繁暁

一度死んでみた
 制作年  2019年
 監督   浜崎慎治
 出演   広瀬すず、吉沢亮、堤真一、リリー・フランキー、小澤征悦、
      嶋田久作、木村多江、松田翔太、加藤諒、柄本時生、原日出子、
      城田優、佐藤健、古田新太、大友康平、竹中直人、妻夫木聡ほか
 劇場公開 2020年3月
 録画日  DVD形式 2020年12月2日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 広瀬すず狙いの録画だったかな?タイトルも、面白そうだし…
と思って鑑賞した。
まぁ、愉快な作品ではあった。
妻が「これ、観たんじゃないの?」と。
いや、お初です。

鑑賞後に調べたらビックリポン!
MMシアターMさんからの紹介作品だった。
Mさんのお気に入りは堤真一かな、松田翔太かな。

これ、絶対コミックが原作だと思ったら違うんだ…
反抗期っぽいヒロインの野畑七瀬(広瀬すず)は、実は大学生のようだ。
ラスト近くに21歳となっていて、父親の製薬会社に入社することになる。
ふうむ、幼いなぁ。
今どきの大学生って、自分たちの中学生並みの精神構造なんだと実感。
しかも製薬会社社長のお嬢様だからなぁ。
幼過ぎて開いた口が塞がらない。

その父親は若返りの研究をしているらしい。
研究者堅気の社長なんだ。
なんだか頼りない経営者だな。
会社の建屋からすると、そこそこの規模の会社のようだが…
このあたりの設定が漫画的なんだなぁ。

で、その若返りの薬を開発中に出来上がってしまったのが、二日間だけ死んでしまう薬っていうのも、これまた漫画的だ。
当然だが映画的科学の機能説明もない。
まぁ、コメディだから、それでいいのだけれど…
SF好きには、ちょっと淋しい感じかな。

で、社長が服用しちゃう。
ヒロインの父親だ。
いいね、堤真一。
なぜ服用したかというと、ライバル会社に開発情報の一部が漏れて、それが内部犯行だと思われるので「一度、死んでみたら」と弁護士(小澤征悦)に唆されたため。
そう、この弁護士こそライバル会社から送り込まれた刺客(スパイ)だったのだ。
ということで社長が死んで、社内のゴタゴタが浮き彫りになる!
じゃなくって、反抗期の娘との関係が修復されるという流れの話。
なんだか青春コメディみたなテイスト。
絶対、漫画だよなぁ。

広瀬すずは、どうかなぁ。
この一本調子の演出じゃ、コメディアンヌの才能があったとしても力量を発揮できない。
演出に失敗したかキャスティングのミスだな。
彼女の演技が悪いわけではない。
と言って他に誰がいいのか?
そ、そんな急に言われても…

ありゃりゃ、吉沢亮って「東京リベンジャーズ(2021年)」のマイキーだよな。
本作では陰ひなたに社長とヒロインを支える若手社員だけれど…
ゴーストと呼ばれるほど存在感がないキャラクター。
全然、違うなぁ。

全体的に豪華なキャストが、チョクチョク出ているのにも驚く。
でも佐藤健は分からなかったな。

ま、なんとなく面白かった。


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2022年12月03日

【WOWOW鑑賞】トラブル・ウィズ・ユー

トラブル・ウィズ・ユー [DVD] - アデル・エネル, ピオ・マルマイ, オドレイ・トトゥ, ピエール・サルヴァドーリ
トラブル・ウィズ・ユー [DVD] - アデル・エネル, ピオ・マルマイ, オドレイ・トトゥ, ピエール・サルヴァドーリ

トラブル・ウィズ・ユー
 制作年  2018年
 監督   ピエール・サルヴァドーリ
 出演   アデル・エネル、ピオ・マルマイ、
      ダミアン・ボナール、オドレイ・トトゥほか
 劇場公開 2020年3月(kino festival)
 録画日  DVD形式 2022年10月16日
 鑑賞年月 WOWOW鑑賞 2022年10月


 なんだか不思議な映画だな。
フランス映画っぽい感じはしたけれど…
WOWOWの番組表でタイトルに惹かれて鑑賞した。
オドレイ・トトゥの出演も動機の一つかな。
でも、主役ではない。
まぁ、分かっていたので、それほどガックリ感はなかったけれど…淋しいかな。

ヒロインの設定は面白かった。
地元では有名な警部の妻イヴォンヌ(アデル・エネル)。
夫は最近殉職、彼の功績をたたえて銅像が建てられる。
毎晩、彼女は正義の警官である夫をモデルにした夢物語を息子に聞かせていた。
ところが、あることがきっかけで夫は生前汚職まみれだったjことを知る。
さらに宝石店の会計士と共謀して保険金詐欺を企て、その罪をアントワーヌという青年に着せ、無実の彼を刑務所送りにしていたのだ。
しかも、それを彼女に好意を寄せる同僚のルイも知っていたという…
苦悩する彼女は、刑期を終えた青年を見守ることに。
夫の犯した罪を償いたいということなのだが…

本作が面白いのは、汚職警官まみれの警察組織を批判するわけでもないところ。
ハリウッド映画だと、そちらに走りそうだ。
かといって刑期を終えた青年の更生に尽力するヒロインの物語でもない。
それでいて青年とルイとヒロインの、微妙な恋愛物語であるところがユニークである。
さすがフランス映画は目のつけどころか違うなぁ。

ヒロインのアデル・エネルだが、なんとなく見たことがるので調べてみた。

 ・水の中のつぼみ(2007年)
 ・午後8時の訪問者(2016年)
 ・ブルーム・オブ・イエスタディ(2016年)

「水の中のつぼみ」は準主役みたいな感じのようだが、憶えていないな。
「午後8時の訪問者」のひろいんか、なるほどそう言え荒れるとそうかも。
「ブルーム・オブ・イエスタディ」は「4分間のピアニスト(2006年)」の監督作品ということで録画した。
めずらしいな、それほど「4分間のピアニスト」が面白かったということだが、アデル・エネルも出演しているとなると観賞の楽しみが増えたな。
近いうちに鑑賞しよう。

オドレイ・トトゥは青年の恋人役。
相変わらずお綺麗なこと。
もともと童顔だから、あまり年齢を感じさせない。
でも物語には関りは少なく、ファンとしては残念。

しかし考えてみると物語のキーになっているのは冤罪。
どとらかというと思い話になりそうだが、妙なノリでホンワカと心が和むような幕引きは巧い作りではないだろうか。
おまけに息子も父の思い出を振り切る綺麗なエンディング。
思わず観て終わりにしようと思ったけれどアデル・エネルの魅力も手伝って、DVD形式で録画することにした。
一昔前ならオドレイ・トトゥでコレクションだったがなぁ…


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2022年12月02日

【DVD鑑賞】夏の嵐(1944年)

夏の嵐 [DVD] - リンダ・ダーネル
夏の嵐 [DVD] - リンダ・ダーネル

夏の嵐(1944年)
 制作年  1944年
 監督   ダグラス・サーク
 出演   ジョージ・サンダース、リンダ・ダーネル、
      エドワード・エヴェレット・ホートン、
      シグ・ルーマン、アンナ・リーほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2022年2月7日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 「名優が演じる錯綜の世界」の収録作品。
なかなか面白かったなぁ。
主人公、確かに心が錯綜している。
と言っても犯罪ものではなかった。
どちらかと言えばファム・ファタールものに近いかも知れない。
でも男を翻弄する悪女が主人公の物語ではなく、むしろそのことで罪を犯してしまった男の錯綜する内面の物語だった。

時は20世紀初頭、革命前夜のロシアが舞台である。
ま、英語劇であることは気にしないでおこう。
革命によって伯爵という名誉と大地主という地位を失った老人が出版社を訪れる。
彼は知人のフョードル・ペトロフ元判事の手記を出版して欲しいと言う。
だが内容については分からないとも…
その名前を聞いて出版社の女性社長(編集長かも)は、7年前の事件を思い出す…
その手記には革命前夜に起きた、ある女性の死にまつわる新事実が記されていた。

物語は大地主の伯爵邸に出入りするペトロフ判事の、あらぬ恋から始まる。
彼には婚約者がいる。
前述の出版社の女性社長。
だが農夫の娘であるオルガに電撃的な恋心を抱くのだった。

オルガ(リンダ・ダーネル)にも、親の決めた婚約者がいる。
農夫の生活より少しでも楽をしようと、伯爵家の会計士を父親が選んだ。
だが彼女の野心は、もっと上を目指している。
会計士よりも判事、判事よりも伯爵夫人と彼女の標的は移ってゆく。

会計士とオルガの結婚披露宴を伯爵が主催する。
伯爵もまたオルガに下心があった。
その日、若きペトロフ判事とオルガは禁断のキスを交わすのだが、彼の婚約者がその姿を見てしまった。
その場を静かに去る婚約者。
彼女は披露宴で彼から受け取ったダンスカードを床に落としてしまう。
そのカードには「永遠に君を愛す」と記されていたのだが…
このカードの扱いがラストに効いてくる。

だがオルガの興味が伯爵に移ってゆくと嫉妬に駆られるペトロフ判事。
婚約者からは、すでに三下り半を突き付けられている。
オルガは伯爵に興味津々、着々と伯爵夫人なることを狙って行動している。
会計士は妻を誰にも渡さないと主張している。
もう、にっちもさっちも行かないペトロフ判事!

伯爵が主催した狩りの大会でペトロフ判事はオルガに「一緒にアメリカに逃げよう」と告白するが、彼女の選択は伯爵夫人だった。
また会計士は妻を取り戻すと、狩りが開かれている森へ向かう。
そして事件は起きた!
オルガ、ナイフで刺されて瀕死の状態で発見された。
まもなく死亡、嫉妬に駆られた会計士の殺害とされ彼は逮捕、裁判となる。

実はオルガを刺したのはペトロフ判事。
だが彼は裁判で何度も真実を告白しようとするが、自身の保身のため遂に証言者である伯爵の召使いに圧力をかけるのだった。
こうして会計士は妻殺しの有罪判決を受けてしまう。
その自責の念から犯行の告発を手記にしたためていたのだった…

さらっとなぞるとメロドラマっぽいのだが、ラストが強烈である。
そして、このラストが本作最大の見せ場である。
革命後、ペトロフ元判事は伯爵同様に落ちぶれて暮らしていた。
その姿は「黄昏(1951年)」のローレンス・オリヴィエのようである。
大きな違いはローレンス・オリヴィエが男の意地を見せたのに対し、ペトロフ元判事は命根性汚く生き抜こうとした。
かつての婚約者だった女性社長から与えられた、人間としての尊厳を守るラストチャンスを自ら棒に振ったのだ。

一旦は警察にと投函した手記を郵便収集人が運び去ると、それを未練たらしく取り戻すために争いとなる。
強烈なのは警官が逃走する彼を射殺するのだが、そのシーンがない。
見せ場と言えば見せ場のはずだが、銃弾に倒れるシーンは冷徹にも画面の枠外。
おまけに例のダンスカードがゴミ箱に捨てられる。

あぁ、彼は後生大事に持っていたのか。
決して報われることのない幸福の絶頂を象徴するカード。
あの日の選択が、彼を破滅に導いた…
映画は厳しく「自業自得」とせせら笑うかのように幕を閉じる。

いやいや、ジョージ・サンダースの演技が素晴らしいなぁ。
嫉妬と正義と保身に錯綜するペトロフ判事の滑稽な姿をクールに演じている。
リンダ・ダーネルの悪女っぷりもいい。
最初は単に情熱的な恋する女性のようだったが、徐々に欲望に身をゆだね美しく変身してゆく演出も功を奏している。

ハリーおじさん、やるもんだねぇ。
これからも気にしながら機会があれば出演作品を観ることにしよう。


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2022年12月01日

【DVD鑑賞】R100

R100
R100

R100
 制作年  2013年
 監督   松本人志
 出演   大森南朋、大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、
      佐藤江梨子、渡辺直美、前田吟、YOU、渡部篤郎、
      松本人志、松尾スズキ、奥村佳恵ほか
 劇場公開 2013年10月
 録画日  DVD形式 2014年9月7日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 てっきりMMシアターMさんからの紹介作品だと思っていた。
調べてたら豪華な女優陣につられて自分で録画予約していたのだった。
特に寺島しのぶと大地真央、そして佐藤江梨子あたりが狙いだったどうか?
8年も前の録画なので、記憶はあやふやである。

寺島しのぶは「キャタピラー(2010年)」が印象に強い。
大地真央は単に顔立ちが好み、佐藤江梨子は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年)」で女優として見なおした。

その彼女たちが全員ボンテージ姿の女王様だ。
例え監督が松本人志でも、きっと面白いんじゃないか?と思ったに違いない。
もっとも松本人志については、話題になった「大日本人(2007年)」は観たことがなく、別に監督としての彼に思い入れはない。
単に好きじゃないというだけ。
まぁ、ダウンタウンの漫才は嫌いじゃないけれど…

鉄男 TETSUO(1989年)」系の映画かなぁ。
作りは本作のほうが資金的にふんだんだったのだろう、よくできている。
主人公の片山貴文は妻が不治の病で闘病中のサラリーマン。
家具屋の営業マンのようだ。
息子と二人で暮らしており、義父(前田吟)が時々息子の面倒を見ている。
そのストレスからなのか。彼はとあるSMクラブに入会する。
これがトンデモハップンなクラブで、日常生活に突然女王様が登場し片山をいたぶる。
街中、会社のトイレ、果ては自宅まで…
どうやって入って来たんだ?

しかし、この女王様たちの豪華なキャステキングには呆れる。
どうやって出演を口説いたのだろう。
声の女王様が大地真央、丸呑みの女王が片桐はいり、唾液の女王様が渡辺直美、ほかに寺島しのぶ、冨永愛。佐藤江梨子。
まぁ、こんなこと言うと怒られるが片桐はいりと渡辺直美は別枠として、内容的には決して魅力的な仕事とは言えないし、それぞれイメチェンしたいとは思っていないだろう。

毎回、得も言われぬ快感に浸る片山だったが、徐々に彼女たちのSプレイがエスカレートしてゆき周囲に迷惑がかかるようになる。
脱会を申し出る片山だったがクラブの逆鱗に触れてしまい、遂には戦争状態となる…

ん?と思ったら、これは「R100」指定の映画だった!
齢百歳を迎えんとする伝説的な映画監督が、最後に制作した作品。
その試写会で制作会社、配給会社のスタッフが休憩時間に集まっての打合せ。
これがシュールな間合いで堪らないのだけれど…

これどうなのかなぁ。
真面目に片山の物語として制作しても面白かったのでは?
監督に、そこまでの力量はなかった?
あるいは資金不足?
ラストのクラブの女ボスとのバトルは、確かにチープだもんなぁ。
それに片山の物語のオチが難しそうだ。
そう考えると、これでよかったのかな。

まぁ、暇なときに女優陣たちのボンテージ姿を楽しむ目的で鑑賞する程度でいいかな。
片桐はいりと渡辺直美は別枠で…あ、怒られそう。


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2022年11月30日

【劇場鑑賞】チケット・トゥ・パラダイス

映画チラシ『チケット・トゥ・パラダイス』5枚+おまけ最新映画チラシ3枚  
映画チラシ『チケット・トゥ・パラダイス』5枚+おまけ最新映画チラシ3枚  

チケット・トゥ・パラダイス
 制作年  2022年
 監督   オル・パーカー
 出演   ジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニー、
      ケイトリン・デヴァー、マキシム・ブティエ、
      ビリー・ロードほか
 劇場公開 2022年11月
 鑑賞年月 劇場鑑賞 2022年11月


 ジュリア・ロバーツもジョージ・クルーニーも熱心に劇場へ足を運ぶほどのファンではないのだが、今回は二人の関係が妙に気になった。
若くしてスピード婚した二人、ご多分に漏れず別れた。
その二人の娘が、これまたスピード婚。
慌てた二人、自分たちの失敗を繰り返させてはいけないと、娘の結婚を阻止するために共同戦線を張るという流れの物語である。
果たして娘たちは無事に結婚できるのか?
疎遠だった二人の関係の行方は?
といったところが興味の対象だが、もうひとつ。
ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーが、いい感じに年齢を重ねていていい感じ。
師と仰ぐ映画博士A氏に「年齢的にも、こういう設定がね、いい感じです」と劇場鑑賞予定報告をしている。

妻はジョージ・クルーニーのファンである。
テレビで放映されていた本作予告編のジョージ・クルーにを写メにして娘に「いい感じ」と送ったらしい。
「ERからのファンだから」と嬉々としていた。
そういえば娘と「パーフェクト・ストーム(2000年)」を観に行っていたなぁ。
ということだったので「行かないの?」と声をかけてみた。
「朝、早過ぎ。無理」と。
「いや、午後三時からのもあるよ」
「終わるのが遅くなっちゃう。寒いし」
まぁ、一人で観たいのだろうと思って、それ以上は無理強いはしない。

 さてさて娘の卒業式に出席することになった二人。
娘は母ジョージア(ジュリア・ロバーツ)と暮らしている。
ジョージアが「同席は厭」と伝えるが…
行ってみれば隣同士。
さっそく二人の嫌味合戦が始まる。
まぁ、「夫婦喧嘩は犬も食わない」というやり取りに傍目には見える。
そもそも連絡を取り合える関係だし。
まぁ、娘の養育に関しては順調に費用分担していたみたいだし、この二人は案外いい別れ方をしたのかも知れないなぁ、などと思ってしまった。

そして娘は卒業旅行に友人と二人でバリ島へ。
娘はバリ島が好きな様子。
娘の親友、レン。
なんかいい感じだな。
調べたら、うぉっ!キャリー・フィッシャーの娘なんだ。
しかも「スター・ウォーズ」新シリーズに出演している。
コニックス中尉って誰?
あらら、「スター・ウォーズEPⅨ/スカイウォーカーの夜明け(2019年)」ではレイア姫(CG処理)も演じている。
同年代の母親より魅力的だワ。

娘たちの出発を空港まで見送った両親。
「もう二度と会わない!」と別れる二人。
おほっ、キレっぷりがいいねぇ。
ところが、暫くして娘から連絡が…
ぬわぁにぃ!結婚するですと!
慌てて娘の結婚阻止に共同戦線を張ってバリ島に向かう二人だった。

自分はあまり好きではないが、バリ島の陽光溢れる南国風景は美しい。
欧米人って、こういう環境がパラダイスなんだろうなぁ。
金を稼いで、人生最後はこういう土地でストレスフリーの暮らしをするのが夢。
でも実際に暮らすとなると大変だ。
彼らの暮らしっぷりには必ず現地人のメイドがいるように思う。
まぁ、金持ちになったのだから召使いの一人や二人と思うのだろうけれど…
ちょっと違和感がある。

さぁて、娘の結婚相手は誰だっ!?
これから展開する結婚阻止計画、まずは賛成のふりをしようって。
この言い争いが、また愉快である。
こんなことしてると、ミイラ取りがミイラになっちゃうよと思うと笑える。

しかし、結婚相手がいい奴なんである。
こんな青年、この世にいるか?という理想の青年だ。
しかも大勢あつまった親戚も(150人だったか?)、全員が自然体でよい人ばかり。
あり得んだろうと思うのは自分が汚れてる?

そうそう、本作で描かれる二つの恋愛、つまり娘の恋愛と両親の再恋愛だが、徹底して夢物語と現実臭さで描写される。
その現実組の両親がラストには夢の世界へと仲良く飛び込むのだから、ベタではあるがハッピーな幕引きである。
まぁ、悪くない。

劇中、披露宴になるのか、宴の席でジョージ・クルーニーと結婚相手が一気飲み対決をしたり、ジュリア・ロバーツとダンスを楽しむシーンがある。
印象的なのは大きな口を開けて心の底から笑いだすジュリア・ロバーツ。
あぁ、「プリティ・ウーマン(1990年)」のビビアンも、こうやって大口を開けて笑う姿が魅力的だった。
あれから32年か…


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ラベル:映画 劇場鑑賞
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2022年11月29日

【WOWOW鑑賞】OSS117 アフリカより愛をこめて

OSS 117 - Liebesgrüße aus Afrika - Bedos, Nicholas, Dujardin, Jean, Niney, Pierre, N'Diaye, Fatou, Yordanoff, Wladimir
OSS 117 - Liebesgrüße aus Afrika - Bedos, Nicholas, Dujardin, Jean, Niney, Pierre, N'Diaye, Fatou, Yordanoff, Wladimir

OSS117 アフリカより愛をこめて
 制作年  2021年
 監督   ニコラ・ブドス
 出演   ジャン・デュジャルダン、ピエール・ニネ、
      ファトゥ・ヌディアイェ、ナターシャ・リンディンガー、
      ウラディミール・ヨルダノフ、アビブ・デンベレほか
 劇場公開 劇場未公開
 鑑賞年月 WOWOW鑑賞 2022年10月


 OSS117シリーズ3作目になる。
フランス版ジェームス・ボンドという感じだが、フランス流にかなりふざけている作品。
まぁ、楽しいと言えば楽しいと1作目の「OSS117/私を愛したカフェオーレ(2006年)」を観た時は思った。
「自分にとっては笑えない欧州コメディ。分かるんだけれど笑えない…捻った笑いという感じか。」と評している。
また、「1950年代、60年代の西欧社会の偏見をも再現した風刺映画の側面もある」ということのようで、余計に一筋縄ではいかない感じだった。

本作も似たようなものだな。
「007」シリーズを、かなり小ばかにしている。
これ絶対にオマージュじゃない。
前作でも思ったのだが、フランス人って本当にイギリスが嫌いなんだなぁ。
特に映画とか、芸術文化活動に関わる人に多いのかも知れない…

さて本作はアフリカが舞台。
アフリカのある国を支援しているフランス。
その国の議長(まぁ、実質大統領みたいな感じ)の選挙を支援するため、反対派を潰しにかかるのだが…
うーん、なんか植民地政策臭いな。
それを懐かしんでいるような台詞もある。

愉快なのは、その任務のためOSS117ことユベールが組む若いパートナー。
やや中性的な外見だが精力絶倫、新しい武器にも精通しているなかなか優秀なエージェントなのである。
唯一の欠点は彼がユベールを伝説のスパイとして尊敬していること。
いや、傍目には君のほうが優秀だよと声をかけてあげたい。
ほら、任務先でも女性にモテるのは君でしょ!

1作目もそうだったか少し記憶が怪しいのだが、本作ではユベールは前時代的なスパイ。
しかも間抜けで時代遅れ、たまたまの運で任務を成功裡にこなしてきた感じ。
性格的にもクソである。
これってボンドをバカにしている?

とにかくユベールは新米パートナーの大活躍で、反対派が支援を受けていたソ連の爆薬基地を壊滅させるのだが…
実は議長は独裁者で民主主義のかけらもないクソ野郎だった。
ということで議長を追放するのかと思いきや、そうでもない。

いろいろ捻りに捻って、落としどころを放棄した感じがしないでもない。
皮肉まじりに風刺をしているうちに、何を風刺しているのか分からなくなった…
そんな感じがしてしまった。
まぁ、面白くないわけではないけれど、1作目同様に笑えないなぁ。
新米エージェント、いくら優秀さと若さに嫉妬したからと言って殺しちゃダメでしょ、ユベール君!


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【DVD鑑賞】デモニック

デモニック [DVD] - カーリー・ポープ, ニール・ブロムカンプ, ニール・ブロムカンプ, マイク・ブロムカンプ, スチュアート・フォード, リンダ・マクドナフ, カーリー・ポープ, クリス・ウィリアム・マーティン, マイケル・J・ロジャーズ, ナタリー・ボルト, キャンディス・マクルーア
デモニック [DVD] - カーリー・ポープ, ニール・ブロムカンプ, ニール・ブロムカンプ, マイク・ブロムカンプ, スチュアート・フォード, リンダ・マクドナフ, カーリー・ポープ, クリス・ウィリアム・マーティン, マイケル・J・ロジャーズ, ナタリー・ボルト, キャンディス・マクルーア

デモニック
 制作年  2021年
 監督   ニール・ブロムカンプ
 出演   カーリー・ポープ、クリス・ウィリアム・マーティン、
      マイケル・ロジャース、ナタリー・ボルト、
      テリー・チェンほか
 劇場公開 2022年2月
 録画日  DVD形式 2022年6月5日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 録画データの入っているハードディスクを見ていて「おっ、面白そう」と思った。
実際の鑑賞動機は忘れていたが、鑑賞動機はこれだなと思ったら…
調べたら録画動機は、なんと珍しく監督だった。
第9地区(2009年)」、「エリジウム(2013年)」、「チャッピー(2015年)」に続いて4作品目の鑑賞になる。
めずらしいことだ。
それほど「第9地区」の衝撃が強かった。
シックス・センス(1999年)」のM・ナイト・シャマラン監督みたいなもの。
特別ファンという訳ではないが、ついつい観てしまう…
「エリジウム」、「チャッピー」と違って、今回出演俳優に知っている人はいない。

と思ったらナタリー・ボルトは「第9地区」に出演していた。
テリー・チェンも出演作、結構観ていた。
でも顔と名前と役柄は一致しない。

さて物語であるが…
これはホラーになるのかな?
悪魔祓いの物語で、悪魔祓いのバチカンの神父たちが最新技術を駆使するところが新鮮。
SF感は少ないけれど「ザ・セル(2000年)」のシーンを思い出させる。
被験者(?)を記憶の中のヴァーチャルな世界に送り込む。
その映像もアナログテレビ時代のブラウン管に映る映像っぽくって懐かしい。
ノイズによって映像が乱れる感じは、それを知らない人にとって新しい感覚かも。

それ以外は、まぁ、普通に悪魔祓いの物語で新鮮味はなかったかな。
悪魔もラストに姿を現すけれど、モンスター的な扱いなのは不満。
悪魔の恐怖がヒロインの母親やヒロインを操って人間を殺戮するだけでは、恐ろしい怪物映画と変わらない気がする。
悪魔祓いの話なのだから、憑依そのものの恐怖と「エクソシスト(1974年)」のように人の心を蝕むような悪魔を描かないと、面白味に欠けると思う。

なんだか残念なモンスター映画だった。


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2022年11月28日

【DVD鑑賞】ノンストップ(2010年)

ノンストップ! [DVD] - タリク・バハーリ, エロディ・ユン, ジル・チューディ, ジヌディーヌ・スアレム, ジャン=リュック・ビドー, 笈田ヨシ, ローラン・ネグレ
ノンストップ! [DVD] - タリク・バハーリ, エロディ・ユン, ジル・チューディ, ジヌディーヌ・スアレム, ジャン=リュック・ビドー, 笈田ヨシ, ローラン・ネグレ

ノンストップ(2010年)
 制作年  2010年
 監督   ロラン・ネグル
 出演   タリク・バハリ、エロディ・ユン、
      ジル・チューディ、ジヌディーヌ・スアレム、
      ジャン=リュック・ビドーほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2022年10月1日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 「ノンストップ(2020年)」を観て「あれ?最近も『ノンストップ』というタイトルの作品を録画したような」という気がして…
どんだけ、このタイトルがお気に入りなんだと思ったら、本作はタイトルに反応しての録画ではなかった。
なんとエロディ・ユンという女優狙い!
録画予約動機リストに書いてあるので間違いない。
しかも、もう一作「エンド・オブ・ザ・フューチャー(2015年)」という作品まで録画予約しているじゃないか!
まぁ、これもそそられる邦題ではあるが…
しかしエロディ・ユンって何者?
ヒットマンズ・ボディガード(2017年)」に出ていたって書いてある。

さっそくチェックしてみると…
あぁ、なんかいい感じと書いてあった。
主人公の元カノ役か。
他に3作品も観ていたのか…
最近のことなのに、本作を観ても思い出さないなぁ。

 さて本作だが、これもまたオム・ジョンファ版「ノンストップ」と同様に、スピード感皆無のノンストップ・スパイ・アクション映画であった。
うーん、個人的にはオム・ジョンファ版のほうが愉快かな。

本作の主人公(エロディ・ユンではない)、移民である。
違法就労になるのか。
勤めていたレストランで皿洗いの仕事中に監査が入ったため、冷凍室に隠れることに。
監査が終わって、扱いが酷いと店主と揉めてクビになる。
うーん、酷い話だな。
ま、ラストに回収されるけれど…

このあと、ちょっと寝落ちしてしまったかも知れない。
主人公、顔が似ていたせいでテロリストのリーダーと勘違いされたらしい。
テロリストたちの作戦を冷凍室で耳にしたと言っていたが、そのシーンの記憶がない。
そのあたりで、うとうとしてしまったのかも知れない。
気がつけば警察に逮捕され、どうやら囮捜査に加わる羽目になったようだが…
経緯をあまり憶えていない。
ま、いっか。

 日本人が誘拐されている。
議員なのかな、偉い人物のようだ。
テロリストたちに無理矢理寿司を喰わされている。
それを携帯で撮られて、無事であることを警察に知らせて交渉している。
またもや途中、けっこう寝落ちしたようである。
でも戻って見なおすほど面白いとも思えず、そのまま鑑賞し続けた。

どういう訳か日本文化の小道具が時々使われる。
ま、笑うしかないが…
あ、制作国がスイス 、カナダ、フランスなんだ。
フランスの入れ知恵というか、ごり押しの遊び心かな。
フランス人って、けっこう日本文化好きだし…

軽くドタバタしながらエロディ・ユンのアクションも軽く織り交ぜ潜入捜査は進むが、かなりアホなテロリストだなぁ。
こんな詐欺師まがいの捜査が通じるか?
おっと!いけない、コメディだった。

上映時間96分と短いけれど、どうもところどころ寝落ちしている。
特別疲れていた訳ではないので、エロディ・ユンの魅力爆発!とはいかなかったようだ。
なぜか主人公とラストは結ばれて、因縁の折り紙鶴をモチーフにしたレストランを開業するのだがが、いや、まぁ、いろいろな裏取引をマスコミにバラされても困るのは分かるけれど、ちょっと強引すぎないか?
コメディ映画の王道か?

そうそう、例のレストランの店主が雇われて働いていたな。
「真面目に働かないとクビだ!」と言われてる。
妙に印象に残った。
本当に、どこがノンストップなんだか…

原題は「OPERATION CASABLANCA」
そういえばテロリストの作戦名だった。
カサブランカはホワイトハウスのことで、誘拐された日本人が食べた寿司にウィルスが仕込まれていたのだった!
おう!思い出したぞ、冒頭の細菌製造と実験のシーン。
確かに、そこだけはシリアスなスパイ映画っぽかった。
物語の仕掛けだけで言えばノンストップでスリリングなんだろうが、ユルユルだもんな…
エロディ・ユン、撃沈なり。

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【DVD鑑賞】ノンストップ(2020年)

ノンストップ [DVD] - オム・ジョンファ, パク・ソンウン, ペ・ジョンナム, イ・サンユン, イ・ソンビン, キム・ナムギル, イ・チョルハ
ノンストップ [DVD] - オム・ジョンファ, パク・ソンウン, ペ・ジョンナム, イ・サンユン, イ・ソンビン, キム・ナムギル, イ・チョルハ

ノンストップ(2020年)
 制作年  2020年
 監督   イ・チョルハ
 出演   オム・ジョンファ、パク・ソンウン、
      イ・サンユン、ペ・チョンナム、
      イ・ソンビンほか
 劇場公開 2021年2月
 録画日  DVD形式 2021年6月10日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 「ノンストップ」という邦題とDVDのカバー写真に、スピーディーな女性スパイアクションものを期待したのが鑑賞動機。
録画してから1年後の記憶では、そういうことになる。
ところが、記録ではもう一つ動機があった。
録画予約サイトの作品紹介記事に「『ミス・ワイフ(2015年)』のオム・ジョンファが偶然乗り合わせた飛行機で、ハイジャック犯に果敢に立ち向かう~」とある。
おぉ!こちらのほうが動機しては大きいかもと今は思う。
「ミス・ワイフ」は、そこそこ面白かった記憶がある。
でも紹介記事のその先を読めば「ミステリアスな主婦を演じるアクション・コメディ」とあって、最後まで読んでいたらどうだったかな?
まぁ、コメディでも悪くはないのだが、韓国映画でアクション・コメディかと二の足を踏んだかも知れないなぁ。
別にオム・ジョンファのファンじゃないし…
まぁ、でも結果的には面白かったので、よしとしよう。

面白かったのだが、しかし…
全然、ノンストプじゃないんだぁ、コレが。
いや、ノンストップなんだけれど、なんとなく緩いのである。
そう、やっぱりアクション・コメディなのである。

冒頭のシーンは、目いっぱいスリリング。
工作員がホテルで銃撃戦!
そういうシーンから始まる。
おぉ!この女性工作員、カッチョエエ。
と思ったら仲間割れ?
なんか訳が分からないまま、いきなり数年の時が流れる。
場所も韓国のとある町、主人公が捻り揚げパンを売っている。
ダンナは電気店の店主?修理が巧いらしい。
生活レベルは中の中って感じ。
小学生の子供はテコンドーを習いたいのに無理やりバレエを習わされている。
画面も明るい。
えっ?一瞬、中身が違う作品だったのかと疑ってしまった。

ある日、ダンナが好んでの飲む清涼飲料水、いやパクリオロナミンCでハワイ旅行がが当たるのだが、貧乏を理由にネットで売りさばこうとするヒロイン。
だが娘が学校で貧乏を理由に虐められていることを知り、ハワイ旅行を決意する。
なので作品紹介記事の「偶然乗り合わせた飛行機」は間違いである。

この飛行機に脱北女性工作員が搭乗しており、秘密兵器の設計図を解読するためには彼女の網膜でが必要ということで、北の特殊部隊が飛行機をハイジャックする。
映像的には怪しげな女が乗り込んでいる。
黒マスクに黒いサングラス、スタイルよしで、いかにも美人元工作員だ!
でも違うんだなぁ。

なんとア捻り揚げパンのヒロインが、元工作員だった!
ハイジャックされた飛行機の中で、果たして彼女は自分の身を守り、夫や子供を守り、さらには無事ハワイまで行けるのか?

夫が脱北した彼女を監視する捜査官だったり、北の特殊部隊の裏切りがあったり、意外な人物がリーダーだったりと娯楽要素は沢山散りばめられている。
もう少しテンポよく進展してくれるとなぁ。
ギャグも、なんとなく古臭い。
日本流で言えば、昭和のギャグって感じ。

ということで、まぁ、のんびりとしたスパイアクション・コメディであった。
オム・ジョンファ、もう「ミス・ワイフ」の時のことは茫洋としているな。
事前に知らなければ、分からなかったと思う。


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2022年11月27日

【BD鑑賞】追跡(1947年)

追跡 [DVD] - ロバート・ミッチャム, ラオール・ウォルシュ, ロバート・ミッチャム, テレサ・ライト, ジュディス・アンダーソン, ディーン・ジャガー, ナイヴン・ブッシュ
追跡 [DVD] - ロバート・ミッチャム, ラオール・ウォルシュ, ロバート・ミッチャム, テレサ・ライト, ジュディス・アンダーソン, ディーン・ジャガー, ナイヴン・ブッシュ

追跡(1947年)
 制作年  1947年
 監督   ラオール・ウォルシュ
 出演   ロバート・ミッチャム、テレサ・ライト、
      ジョン・ロドニー、ディーン・ジャガー、
      ジュディス・アンダーソンほか
 劇場公開 1949年3月
 録画日  BD形式 2022年10月4日
 鑑賞年月 BD鑑賞 2022年10月


 ロバート・ミッチャム狙いの鑑賞である。
NHK BSで放映された。
邦題に惹かれて出演者を確認したらロバート・ミッチャム主演。
また美女に振り回されるといいな、などと不謹慎なことを考えながら鑑賞した。

ロバート・ミッチャム、あばら家のような建物に隠れている。
そこへ、ほら、女性がやって来た!いいぞ、悪女か?
恋人なのかな、もう離れないとかなんとか会話している。
誰かに追われているようだ。
またぞろ、この女性に騙されて追われる身なのかな?
なんて楽しみに観始めたのだが…
あらま、全然女性に翻弄されないタフな男だった。
残念!と嘆いたら、彼の真のファンに怒られるな。

そのあばら家で彼は自分の過去を語りだす。
ほうほう、女性に翻弄され続けた人生を、この女に聞かせて最期を迎えるのか…
なぁんて期待していたのだが、違った…ってシツコイな。

主人公、どうやら家族を殺され謎(?)のオバサンに引き取られ、成長したようである。
そのオバサンには、もともと兄妹がいて3人は家族として成長する。
どうやらあばら家の女性は、この妹の成長した姿だった。
しかも結婚している…

主人公は、いつも誰かに狙われ追いかけられている感覚が付きまとっている。
そういう悪夢も見る。
オバサンの言うように「過去を振り返らず、前だけを見て」生きてきた。
でも運命の悪戯とでも言うのか、何をやっても裏目に出てしまう。

戦争(スペイン戦争)から戻って英雄扱いされるが、兄には疎まれる。
何やら主人公の秘密を吹聴された兄、主人公を銃で狙うが逆に撃たれて死亡。
主人公、裁判で正当防衛を認められるが…
もう家族としてはやってゆけない。
と思いきや、妹が彼を受け入れ結婚しちゃう。
可愛さ余って憎さ百倍ってところか。
愛憎劇的には、現代の視点でみるとあっさり描写かな。
本当は惚れちゃってるからねぇ。

そんなこんなのスッタモンダ。
覚悟を決めた主人公、遂に追う者たちと最終決戦!
と思いきや主人公、自ら進んで敵の前に…
妹(もう妻か)を救おうということかな。
哀れ縛り首の刑(私刑だろ!)にといったところでオバサンが登場。
追う者のリーダーを射殺、秘められた真実を語るのであった。

うーん、そうだったのか。
確かに、これが最後まで謎だったからなぁ。
この謎とクールなロバート・ミッチャムに魅せられてラストまで観てしまった。
が、プロット的にはどうだったかな。
少し物語を分かりにくくしてたのではないだろうか?
まぁ、追う者たちの事情を先に語っちゃうと、話の面白さが成立しないからなぁ。
最後まで隠しておく必要はあったのだろうが…

まぁ、ロバート・ミッチャムがカッチョエエのでよしとしましょう。
期待した彼ではなかったけれど…


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2022年11月26日

【DVD鑑賞】東京リベンジャーズ

東京リベンジャーズ スタンダード・エディション [DVD] - 北村匠海, 山田裕貴, 杉野遥亮, 今田美桜, 鈴木伸之, 眞栄田郷敦, 清水尋也, 磯村勇斗, 間宮祥太朗, 吉沢亮, 英勉
東京リベンジャーズ スタンダード・エディション [DVD] - 北村匠海, 山田裕貴, 杉野遥亮, 今田美桜, 鈴木伸之, 眞栄田郷敦, 清水尋也, 磯村勇斗, 間宮祥太朗, 吉沢亮, 英勉

東京リベンジャーズ
 制作年  2021年
 監督   英勉
 出演   北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、今田美桜、
      鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、
      間宮祥太朗、吉沢亮ほか
 劇場公開 2021年7月
 録画日  DVD形式 2022年3月23日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 ふむ、なかなか面白かった。
これコミックの実写版だったんだ。
成功しているのではないかと思うが、原作漫画は読んだことはない。
しかし、知らない俳優ばかりだなぁ。
吉沢亮は名前を耳にしたことはある。
いや、テレビのバラエティ番組でも見たことはありそう。
多分、映画の宣伝で出演したのだろうけれど顔と名前っは一致しない。
そもそも顔を憶えていないし。
あ、もう一人いた。
鈴木伸之も、なんとなく…

本作、MMシアターMさんからの紹介作品。
Mさん、誰のファンなのかな?
今度、会ったら訊いてみよう。

暴走族というのか不良グループの抗争の話だのだが、主人公がタイムスリープして、時代を再体験するというバタフライエフェクト的な展開になっているのが面白い。
主人公武道(たけみち)は、何をやっても上手くいかないフリーター。
だが高校時代は、ちょっとしたヤンキーで彼女もいて、今にして思えば人生の最高潮の青春を送っていた。
今は、その思い出だけを胸に秘めて暮らす毎日。
ある日、國時代の彼女だった橘日向が弟の直人と遺書に、犯罪集団東京卍會(東卍)の抗争に巻き込まれ死亡したニュースを目にする。
すでに思い出の彼方の橘日向…
茫洋とした記憶の中で、本当に彼女だったのか?その記憶すら怪しい武道であった。

翌日、バイト帰りに地下鉄のホームから突き落とされる武道。
電車が彼を轢くまさにその瞬間!彼はこう置く時代へとタイムスリープする。
こうして彼は絶好調のヤンキー時代の頂点を転がり落ちる事件を追体験することに。

本作が漫画的なのは、学校の先生や警察、一般人がほとんど登場しないこと。
主人公と関わりのある人物たちだけの閉じた世界でしか事件が起こらない。
例えば最初のタイムスリープから戻った時、橘日向の弟の直人は警察官になっているのだが、彼の行動は単独で上司や同僚が登場しない。
また武道が何度か戻る高校時代、不良グループたちが大立ち回りを演じるが一般人も警察も登場しないのは、ことの大きさに比較して現実離れしている。
そういう点を除けば、というか目をつぶって世界観に浸れば一層楽しめる内容ではある。

まぁ、そこまで入り込めはしなかったけれど。マンガと思って観ていると愉快だ。
武道のようなヤンキーにとっては、不良グループのボスはマイキーのような人物であって欲しいものなのだろう。
でも、これって意外に普通の組織にでもあてはまるものかも知れない。
現実は、それほど甘くはないけれど…


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2022年11月25日

【DVD鑑賞】ブラック・アンド・ブルー

ブラック アンド ブルー - ナオミ・ハリス, タイリース・ギブソン, フランク・グリロ, リード・スコット, マイク・コルター, デオン・テイラー, Sean Sorensen
ブラック アンド ブルー - ナオミ・ハリス, タイリース・ギブソン, フランク・グリロ, リード・スコット, マイク・コルター, デオン・テイラー, Sean Sorensen

ブラック・アンド・ブルー
 制作年  2019年
 監督   デオン・テイラー
 出演   ナオミ・ハリス、タイリース・ギブソン、
      フランク・グリロ、マイク・コルター、
      リード・スコットほか
 劇場公開 2020年7月
 録画日  DVD形式 2020年11月16日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 うむむむ、難しい作品だったなぁ。
米国の人種差別問題も根が深い。
貧富の差だけではなく、こういった事情も複雑さに輪をかけているのか…

主人公のアリシア(ナオミ・ハリス)は地元で警察官として勤務している。
この田舎町は、かつてはそれなりに賑わっていた。
だが基幹産業(何だったか忘れちゃった)が衰退して、町の人口は激減した。
多くの人々が町を離れていったが、アリシアもその一人。
様々な事情で地元にUターンしてきたのだが…
だが警察官ということで、アズしい生活を強いられている黒人たちから「白人の犬」と蔑まれている様子。

アメリカって自警の感覚が強いのか、警察官を信用してない風潮がある気がする。
警察側もニュース報道を見る限り、黒人に対して差別的なのではないかと思ったりする。
トム・ハンクス慣習のドキュメンタリー映像を思い出してしまう。

アリシアは警察内部では黒人であることや新人であることで差別され、地域においては住民たちから警察官ということと、黒人たちからは「白人の犬」と差別されている。
二重、三重の差別の中での孤独な生活は、尋常なものではないなぁ。

そんな状況下で事件は起きる。
交代で夜勤に着いたアリシアは麻薬組織の売人を殺害する警察官を目撃する。
同時に彼女が身に着けていたカメラが、その一部始終を録画した!
こうしてアリシアは孤立無援の町で、汚職警官とギャングの両方から追われる身となる。

こりゃぁ、手仕舞いどうするのかな?と不安に駆られながら観ていた。
なにしろ住民にも見方はいない、幼なじみからは裏切り者扱い、おまけに相棒の白人警官までおsh矩形観音かまって…孤立無援過ぎる。

しかし、まぁ、ヒロインをこのまま死なせちゃ、映画として成立しない。
突破口は友人のマイロ。
最初は揉め事に関わりたくないとアリシアを避けていたが…
アリシアの警官は住民を守るものだという信念に、徐々に心を動かされ彼女の救出に加担してゆくことになる。

そうだな、本作のテーマは、コレだな。
日本では揺るぎない信頼のある町の警察官だが、米国では違うらしい。
警察官としてのs歴史的な成り立ちが違うのかな?
歴史的真実かどうかは知らないが「ワーロック(1959年)」を観て、米国では同じ警察官でもシェリフとマーシャルがあることを知った。
このお北警官たちは「ワーロック」でいうところのシェリフであり、アリシアはマーシャルということになるのだろう。

そして願わくは警官はマーシャルであって欲しいし、警官がマーシェルであることで町の平和は守られる。
ラスト、町を巡回するアリシアの姿に、それを見ることができる。
そういう意味ではハッピーエンドの物語なのだが、汚職警官どもがリアルすぎて明るい気下で観終えることはできなかった。
ラストシーンが、せめてもの救い…そんな感じ。
米国社会の闇は根深い。


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2022年11月24日

【DVD鑑賞】ガンパウダー・ミルクシェイク

ガンパウダー・ミルクシェイク[DVD] - カレン・ギラン(森夏姫), レナ・ヘディ(東内マリ子), カーラ・グギーノ(二ケライ ファラナーゼ), ナヴォット・パプシャド
ガンパウダー・ミルクシェイク[DVD] - カレン・ギラン(森夏姫), レナ・ヘディ(東内マリ子), カーラ・グギーノ(二ケライ ファラナーゼ), ナヴォット・パプシャド

ガンパウダー・ミルクシェイク
 制作年  2021年
 監督   ナヴォット・パプシャド
 出演   カレン・ギラン、レナ・ヘディ、カーラ・グギーノ、
      クロエ・コールマン、ミシェル・ヨー、
      アンジェラ・バセット、ポール・ジアマッティほか
 劇場公開 2022年3月
 録画日  DVD形式 2022年9月7日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年10月


 カレン・ギラン狙いの録画・鑑賞である。
最初から最後まで、彼女の素顔をじっくり意識した初めての作品かも知れない。
師と仰ぐ映画博士A氏にも「素顔が見られそう」と劇場鑑賞予定作品として報告した。
残念ながらスルー作品になってしまったが、劇場に行けばよかったなぁ。

いやぁ、凄いな。
女性バイオレンス・アクション映画って感じ。
しかも、かなり色濃いバイオレンス。
一昔前なら、これを演じるのは全員男だな。

優秀な殺し屋サム(カレン・ギラン)。
組織の命令で一仕事片付けたのだが、ちょっとしたドジを踏んだ。
いや、まぁ、組織の事前情報にミスがあって軽く一仕事のはずがド派手な銃撃戦になってしまい、彼女自身も傷を負った。
さらに、その中に敵対する組織のボスの息子がいたもんだから、さぁ、大変!

という流れで話は進む。
色合いはタランティーノかなぁと思ったが、「キングスマン(2014年)」っぽいところもあるかな。
血しぶきドバーッ!の大量殺戮アクションはタランティーノ、戦うチームがあるのは「キングスマン」的な感じ…かな?

そもそもサムが殺し屋なのは?
なんと母親のスカーレットも殺し屋だったから。
幼い頃、母親もドジを踏んで余計な殺しをやってしまって…
今は姿をくらましサムは組織のネイサンに育てられた。
このネイサンの立場も微妙な感じ。
中間管理職の悲哀が感じられる。
おかげで話がややこしくなって、サムも大変だ。

ネイサンから新しい仕事を受けるサム。
組織の金を盗んだヤツがいて、金を取り返せというもの。
朝飯前の仕事だったが、これがどっこいこじれにこじれる。
盗人野郎の携帯に電話がかかって来て、どうやら娘エミリーが誘拐され身代金調達のために金を盗んだらしい。
あらま、サムに撃たれちゃって瀕死の状態だよ。

サム、ここで自分の人生を重ねっちまうんだな。
母親に捨てられた過去…
わつぃは捨てないとばかりに、この娘を助けに行くことに。
中間管理職のネイサンは大慌て。
コメディ担当(?)の強面の三人衆に金の回収を命じる。
「サムは生かしておけ」が条件だ。

さてサム、金を持って誘拐犯が指定するボーリング場へ向かう。
誘拐犯の指定した通りに従業員のユニフォームに着替え(意味不明)、いざ出陣!
と思ったら強面三人衆登場。
一通りのアクション。
ここはサムの強さの見せ場だな。
驚く誘拐犯たちだが、素直にエミリーと金を交換。
逃走しようというところで裏切り者が出て内輪揉め。
金を回収しようとするサムとひと悶着、あわれ金はケースごと紙くずに…

そうこうしているうちに息子を殺されたボスの手下どもが襲いかかってくる。
どうやらボスと組織は、複雑な利害関係があるようだ。
中間管理職ネイサンは辛いのうぅ…

サム、大ピンチ!
そこへ母スカーレット(レナ・ヘディ)が現れる。
ずっと見守っていたって…都合よすぎだけれど、登場しないと話も進まない。
ボスの子分どもが雨後の竹の子のようにやってくる!
サムとエミリー、スカーレットの三の逃走劇が始まる。
やむを得ず昔の仲間たちにヘルプ!

それがアンジェ、ラ・バセット、カーラ・グギーノ、ミシェール・ヨーだから凄い。
ここからは怒涛のバイオレンスアクションの連続。
彼女たちの隠れ蓑の図書館が舞台だが、その意味がよく分からなかった。
だが、このバトルはエミリーが誘拐されて第一幕が終了。
第二幕はダイナーでのエミリー奪還バトル。
無事にエミリーの救出に成功する。
うん、映像的には「キングスマン」だな。
さて第三幕。
ネイサン、中間管理職は辛いね。
まぁ、ここはバトルではなく脅し。

いやぁ、出ずっぱりのカレン・ギラン!
やっぱり劇場だったなぁ。
「ジュマンジ」シリーズは、あんまり憶えてないしネピュラは素顔じゃないからなぁ。
アクションもサマになってるし、銃を持ってる姿もカッチョエエ。
こりゃ、完全に惚れたな。


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2022年11月23日

【DVD鑑賞】情事の代償

情事の代償.jpg

情事の代償
 制作年  1950年
 監督   ロバート・シオドマク
 出演   バーバラ・スタンウィック、ウェンデル・コーリイ、
      ジョーン・テッツェル、スタンリー・リッジス、
      リチャード・ローバーほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2022年2月7日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年9月


 「名優が演じる錯綜の世界」収録作品。
今回の名優はバーバラ・スタンウィックかな。
他に知っている俳優はいない。
と思ったら主人公のウェンデル・コーリイが「裏窓(1954年)」に出演していた。
トーマス刑事って言われてもなぁ…

さて、そのウェンデル・コーリイが主人公の検事補。
彼は義父との関係に悩んでいる。
嫁は軽いファザコンなのかな?
今日もクリスマスだというのに仕事に没頭している。
相棒に「プレゼントでも買ったら?」と言われ、妻が欲しいと言っていた飾り棚を買いに言ったら、既に義父が購入済みと愚痴りながら酒を呑んでいる。

まぁ、いろいろある結婚生活。
愚痴りながら酒を呑みたい気分も分からないではないが、場所を変えよう。
職場で呑むのは、依存症のもとだよ!
呆れた相棒、先に帰宅。
物語的には発展しないけれど、相棒は主人公の妻を好いているらしい。

さてそんなところに相棒を訪ねて美女がやってくる。
セルマ(バーバラ・スタンウィック)と名乗った。
どうやら主人公を相棒と勘違いしている様子。
でも話を聞くと、同居している叔母が言うには怪しい男が何度も家にやってくると言う。
泥棒ではないかと相談に来たらしい。
でも、それなら警察に行ったほうがいいとアドバイスする主人公。
スッタモンダの果てに、二人で呑みに行くことに…

これが災難の始まり。
だんだん親しくなる二人。
遂には愛し合うまでになってしまった…
あーぁ、立派な不倫だよ、主人公。
いくら何でもやり過ぎじゃね?
義父の態度は気に入らないけれど、嫁はしっかり君を向いているじゃないか!
バカンスで義父を呼んだのは、あなたがセルマにオネツだからでしょう!

やがて彼女の家で殺人事件が発生する。
叔母が殺され宝石が盗まれた!
その場に呼ばれた主人公、慌てず偽装工作をするのだが…
別棟に住んでいる叔母のガードマンがやって来てしまう。
主人公は逃走するが…

最初は強盗事件と思われたが…
やがて叔母の遺産がセルマに相続となることが分かり、彼女は逮捕されてしまう。
ここからが裁判シーンになる。
主人公が検察側。
セルマを愛しているせいで皆にバレないよう無罪になるよう仕向ける。
不倫中だということを忘れて主人公を応援しちゃう。
巧い作りだなぁ。

それもこれもセルマの本心が最後まで分からないから。
巧い演出だ。
状況証拠的に彼女は無罪となるのだが…
じゃ、じゃーん!
なんとセルマは、とんでもハップンの悪女だった!
恋人の悪党トニーと仕組んだ大芝居だったのだ。
ラスト少し前に彼女の悪女ぶりは観客に提示されるけれど、まったくいいところなしの主人公だなぁ。

それにしても後味の悪いエンディングだ。
セルマはトニーをぶっ殺して、主人公に赦しを求めて息を引き取る。
主人公は、そのことで全てが明るみに出て検事補職を辞職、弁護士資格も剥奪。
地位も名誉も失う。

映画的にはセルマが息を引き取るところで幕引きで良かったのでは?
主人公が、どう手仕舞いするかは観客の想像に任せればよかったのに…
これじゃぁ、酔いつぶれてみじめな一生を送る主人公しか想像できない。
妻ほうは暫くは傷心の日々を送るだろうが、相棒が心の傷を癒してくれるだろう。
不倫の代償としては大きいなぁ。


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2022年11月22日

【DVD鑑賞】ボーダーライン(2002年)

ボーダーライン [DVD] - ジーナ・ガーション, ショーン・パトリック・フラナリー, マイケル・ビーン, イヴリン・モード・パーセル
ボーダーライン [DVD] - ジーナ・ガーション, ショーン・パトリック・フラナリー, マイケル・ビーン, イヴリン・モード・パーセル

ボーダーライン(2002年)
 制作年  2002年
 監督   イヴリン・パーセル
 出演   ジーナ・ガーション、マイケル・ビーン、
      ショーン・パトリック・フラナリー、ニック・ボライン、
      エディ・ドリスコルほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2022年9月28日
 鑑賞年月 DVD乾燥 2022年9月


 「男と女の大人可愛い恋愛法則(2006年)」で「存在感あるなぁ、ジーナ・ガーション」と思っていたら、タイミングよく本作を録画予約をしていた。
これも何かの縁(?)とばかりに即鑑賞することに。
まぁ、ありがちな展開ではあるけれど彼女らしい作品で楽しめる。

エミリー・ブラント主演の「ボーダーライン(2015年)」は、米国とメキシコの国境州へhhで起こる麻薬取引問題を扱う政治章句の強いアクション映画だったが、本作のボーダーラインは精神的な境界線を扱うサイコスリラーである。
主人公のライラは刑務所に勤務する精神科医。
二人の子持ちで、ただ今離婚係争中。

裁判は夫の有能(!)な弁護士によって敗訴、子供たちが連れ荒れてしまう。
ところが何者かによって夫とその愛人が殺害されてしまう。
ややこしいのは事件を担当する刑事の一人メイシーが、ライラの愛人って…

その特異な犯行から、彼女が以前に精神鑑定で仮出所した患者と想定された。
だが彼には犯行時にアリバイがある!
えっ?妹の証言だけだろ。
しかも妹は「これ以上嘘は厭だ」だと兄に伝えている。
裏取りしない刑事、おかしくないか?

まぁ、この患者が精神的に微妙なヤツで、ライラと自分が恋仲だと思い込んでいる。
なので裁判の結果を聞いて犯行に及んだのだが…
けっこう頭の切れるヤツだが、ライラへの思いが通じないと分かると態度を一変、今度は彼女が犯人と思われるよう仕向けてゆく。
こうして彼女は、なんと夫とその愛人殺しで逮捕されてしまうのである。

愛人のメイシーって、本当にバカだな。
うっ、「ターミネーター2(1984年)」のカイル・リースだった!
全然、分からんぞ。
18年の時は見事に流れていた。

頭が切れるとは言ってもラストは暴走。
妹を殺しちゃったんじゃ、もう自白したようなもんだ。
無事にライラは解放され、子供も戻ったけれど…

あれ?でも保釈金70万ドル(だったかな)を準備するのに、夫から相続した家を売却していたけれど、その夫の殺人容疑者だから遺産には手を付けられないんじゃないの?
ま、いっか…

ラストシーン、公園で子供たちと遊んでいたけれど愛人が登場しなかった。
死んじゃったの?カイル・リース、じゃないマイケル・ビーン?

ま、ジーナ・ガーションっぽい作品で、面白かった。


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2022年11月21日

【Netflix鑑賞】LOU/ルー

LOU/ルー.jpg

LOU/ルー
 制作年  2022年
 監督   アンナ・フォースター
 出演   アリソン・ジャネイ、ジャーニー・スモレット、
      ローガン・マーシャル=グリーン、リドリー・ベイトマン、
      マット・クレイヴンほか
 劇場公開 劇場未公開(Netflix配信日 2022年9月23日)
 鑑賞年月 Netflix鑑賞 2022年9月


 闘う女、彼女の名はルー。
小さな島で、ひっそりと暮らす初老のルー。
なにやら準備を整え死に支度の様子。
大金を準備し手紙を書いた。
喉に銃口を当て、いざ旅立ちの時!

隣に住む若い女性に大ピンチが!
何者かに娘が誘拐されたというではないか。
突如、テキパキと動き出すルー。
何者だ?この老婆!(おっと、失敬)

という流れで始まる女性アクション物語。
謎なのはルーが、なぜ近所の母娘のピンチに命を懸けるのか?
なぜ彼女は正確な情勢判断をして、敵に対してテキパキと対処できるのか?
そして誘拐犯の目的とは?身代金要求してこないし。

その謎が一つ一つ解けてゆく過程と誘拐犯との攻防が巧くシンクロして、緊迫感のある展開になっている。
近所の母も元軍人で泣きわめくことなくルーと行動を共にする。
二人のやり取りが小気味いい。

ルーは元CIAの工作員だったようだ。
彼らにとってマズイ証拠を持っていたようで追われている。
誘拐犯は、死んだと思われていた父親だった。
彼もまたCIAに追われている様子。
しかし娘を誘拐した目的は?

感のいい人なら気づくのだろうが、自分は最後まで分からなかった。
誘拐犯、実はルーの息子だった。
どこぞの戦場で息子を諜報活動に利用したらしく、それを恨んでいる感じ。
うーん、でもそれと娘の誘拐と、どういう関連が?
ちょっと、動機が分かりにくかったなぁ。

劇中にレーガン大統領の演説があったし、息子を利用した戦場がイランのクーデターのことのようだし、単に戦う強い女ルーの活躍を描いただけの作品ではないのだろう。
冒頭のシーンで彼女は何かを始末して旅立とうとしていた。
きっとCIAとしての活動中の行動が、自国の利益のためだったにせよ、結果としては息子を悪いほうへ導き、嫁や孫娘にも悪影響を与えることになった。
彼女なりの後始末が、本作のテーマなのかもしれない。

ただラストの息子との対決をCIAによる銃殺で幕を引き自らは姿を消し去り、残された嫁と孫娘の成長を人知れず見守るというのは都合よすぎないか?
それとも続編への布石?


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【DVD鑑賞】男と女の大人可愛い恋愛法則

男と女の大人可愛い恋愛法則 [DVD] - ベン・アフレック, レベッカ・ローミン, ジョン・クリーズ, マイク・バインダー, ジーナ・ガーション, バイ・リン, アダム・ゴールドバーグ, マイク・バインダー
男と女の大人可愛い恋愛法則 [DVD] - ベン・アフレック, レベッカ・ローミン, ジョン・クリーズ, マイク・バインダー, ジーナ・ガーション, バイ・リン, アダム・ゴールドバーグ, マイク・バインダー

男と女の大人可愛い恋愛法則
 制作年  2006年
 監督   マイク・バインダー
 出演   ベン・アフレック、レベッカ・ローミン、
      サミュエル・ボール、マイク・バインダー、
      ジーナ・ガーション、アダム・ゴールドバーグほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2022年9月25日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2022年9月


 タイトルから想像するラブコメ的な作品は、年齢のせいもあるのか以前ほど食指が動かなくなった。
「大人可愛い」とか言われてもなぁ…
むしろ「大人」のだけでいいし(これも年齢が影響しているのか)、むしろ高齢者の恋愛物語のほうに魅力を感じてしまう。
ということで本作はレベッカ・ローミンが出ていなければ鑑賞していない。
彼女は「X-MEN(2000年)」が初見。
こりゃぁ、大ブレイク間違いなしの女優と思ったのだが、その後「ファム・ファタール(2002年)」以外にパッとした主演作がなく、いつの間にか消えた?
と思っていたら、そうでもなくって…
パニッシャー(2004年)」を観た時に彼女を発見した時は、なんとなく嬉しかったのだが、まぁ、それほど印パうくとある役柄ではなかったのが残念。

本作は主演のベン・アフレックの妻役。
うーん、なんだかパッとしないなぁ。
パッとしないと言えば、本作そのものがパッとしない。
どこが「大人可愛い」んだか?

タレントのマネージメント会社を経営する主人公ジャック(ベン・アフレック)。
美人モデルのニナと結婚、傍から見ると順風満帆の人生模様。
さが彼の真面目な性格が災いしたのか、あまりに仕事熱心のせいか、すれ違いからニナが会社の屋台骨となるタレントと浮気するというトラブルが…

まぁ、それだけが理由ではないのだけれど、ジャックは「大人の日記クラス」という自己啓発セミナーに参加する。
ここで書いたプライベートな日記が、ジャックに不満を持つ男女に奪われてしまう。
そこには毎日の不満なことや他愛もない出来事、自身の気持ちなどがかかれていた。
問題は妻の浮気、いやそれ以上に会社の立ち上げに際しての詐欺まがいの行為。
勤務していた会社から情報を盗み出していたのだ…

といって、それが絡む話でもない。
軽い認知症を患う父や、母親の運転する車で事故死した兄のことなどもサラリとしたものだし、何よりニナとの浮気問題も泥沼ではない。
あっさり過ちを認めているし心はジャックにあると赦しを求めてるし…
うーん、どうせならジャックが部下のジーナ・ガーションと浮気をして、トンデモハップンの泥沼劇のほうがキャスティング的には愉快だったかも。
そうなると工の邦題にはならないけれど…

「大人の日記クラス」の講師とジャックのやり取りは、面白かったな。
レベッカ・ローミンはパッとしない。
オネツだった頃に鑑賞していれば、彼女の出演で「ま、いっか」になったかも。
でも今回は彼女より存在感のあったジーナ・ガーションが見られたので、ま、いっか。

ベン・アフレックが差し歯になって、トム・クルーズがネタにされてるのが愉快だったけれど、全体的にはパッとしない。
ベン・アフレックもパッとしない。


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2022年11月20日

【Netflix鑑賞】リベンジ・スワップ

リベンジ・スワップ.jpg

リベンジ・スワップ
 制作年  2022年
 監督   ジェニファー・ケイティン・ロビンソン
 出演   カミラ・メンデス、マヤ・ホーク、
      オースティン・エイブラムズ、リッシュ・シャー、
      タリア・ライダー、エイヴァ・カプリほか
 劇場公開 劇場未公開(Netflix配信日 2022年9月16日)
 鑑賞年月 Netflix鑑賞 2022年9月


 Netflixの新着メニューを見ていて、小さく映像が表示されるのだが、「あれ?これもしかするとマヤ・ホーク?」
確認してみるとオッケー、間違いなくマヤ・ホーク!
視聴予約釦をポチッ。
ということでマヤ・ホーク狙いの鑑賞になる。
いい声してるよなぁ。

女子高生の復讐物語。
青春学園モノってことになるのかな。
作りは、内容を含めて極めて現代的。
主人公のひとりは、学校で頂点に立つ人気の女子高校生ドレア(カミラ・メンデス)。
ん?誰かに似てるなぁ。
リンゼイ・ローハン?ベッキー?違うか。

ドレアは友人のタラが主催したパーティで、次世代の100人に選出された動画を披露、自身の完璧な学園ライフを誇る。
どうも後の話からすると彼女は下級層の出身で、しかも有色人種ということで現在の立場を築き上げたのは他の裕福お嬢様と違い本人の並々ならぬ努力の賜物ということらしい。
さらにサプライズで恋人のマックスが登場、花火が打ちあがる中で二人はキスを交わし、理想のカップルっぷりを集まった皆に見せつけるのだった。
映像的には青春真っただ中でいい感じだが…どこか違和感があるな。
要するにコイツラ全員、底意地が悪そうなのである。

パーティが終わり自宅でくつろぐドレア。
今日一日を振り返り最高の気分に浸っていた。
そして恋人マックスとの電話で、自身のありのままの姿を見せ動画を送るのだが…
アホだね、ちゃんと勉強しないからそうなるのよ。

案の定、動画は拡散!
翌日、学校で能天気に突っ立っていたマックスを責め立てる。
「ハッキングだよ」と気楽そうな彼を思いっきり殴りつける。
まぁ、このマックスもクソ野郎なんだけれど…

ところが校長室に呼びつけられたのは、動画を拡散されたドレアだった。
どうやら有色人種で貧困層出身という偏見らしい。
大学進学の奨学金推薦問題をチラつかせて、彼女に夏休みの奉仕活動を命じる。
この校長もクソだな。

こうして奉仕活動に参加することになったドレア。
テニス・キャンプで動画の拡散の犯人がエリカだと知ると、きっちりコカイン常習者だと告発して制裁を加える。
バカだね、ちゃんと勉強してないから事実確認もしないでガセネタかもしれないのに…

その情報を流したのがエレノア(マヤ・ホーク)。
物語は彼女のナレーションで始まっている。
これがミソね。
テニス・キャンプの帰り、ドレアの車は調子悪くエンジンがかからない。
するとエレノアが「父親のこだわりのある車でよければ」と声をかけて来る。
最初はぎこちない会話だったが、エレノアが過去に同性愛者だとキャンプで言いふらされた経験を打ち明け、性犯罪者としてみんなに避けられたことを語る。
怒りを溜め込んでいることを共有した二人は、親友となるのだが…
いいねぇ、マヤ・ホークの少しハスキーな声が堪らない。

夏休みが終わり二人も学園に登校する。
エレノアは転校生、二人の関係を知る者はいない。
学園には彼女の因縁の相手、同性愛者で性犯罪者と言いふらされたカリッサがいた。
ドレアはマックスの新しい恋人が、友人のタラになっていてショックを受ける。
さらにマックスは動画が拡散したとを利用して「女性を守るシスヘテロ男性同盟」を結成し、学園内での人気をさらに高めていた。
ドレアは完全に利用されていた。

という流れでドレアとエレノアは、それぞれ復讐したい相手を交換する。
見知らぬ乗客(1951年)」みたいだな。
さっそく行動を開始する二人。
まずはカリッサからだ。
彼女が活動する農業なんちゃらで、大麻を栽培していることを掴み告発する。
エレノアのリベンジ完了である。
でもなぁ、ここまでで半分なんだなぁ。
マックスへの復讐を果たすとして、時間余り過ぎじゃね。
30分もあればリベンジ完了しちゃうでしょう。

と思ったら思わぬどんでん返し(?)が待っていた。
なんとエレノアが、トンデモハップン女子だったのだ。
実はエレノアの復讐したい真の相手はドレアだったのだ。
おおっ!なんか痺れる展開だな。
途中でドレアがエレノアを変身させたこともあって美人になっちゃてるし。
いいぞ、いいぞ、マヤ・ホーク。

ラスト手前は、もう怒涛の展開。
きっちりマックスへの復讐も果たす。
やっぱりコイツが拡散の主犯じゃ!
それとドレアとエレノアの関係も修復する。
ただ修復の形は現代的というか、新しいかも知れない。
昔風の「全ては水に流して」という手仕舞いではない。
水には流さず、互いの欠点をそのまま受け入れる和解とでも言うのか。
ちょっと参考になるかも。
ただし、ラストに二人が各々に真の理解者を得るシーンは必要だったかな?

マヤ・ホーク、「ストレンジャーシングス」シリーズでも同性愛者だった。
好きなのかな?そういうキャラクターが。
まだ先のことは分からないけれど、ぜひアクションスターを目指してくれないかな。
次世代の世界で一番銃が似合うヒロインを目指して欲しいのだが…
あ、ロビンは運動音痴(死語?差別用語?)だったな…

大人があまり出てこないのは青春学園映画だから?
クソ校長、どうなったのかな?


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